第43回住総研シンポジウム
東日本大震災復興支援事業
平成27年度重点テーマ「受け継がれる住まい」 連続シンポジウム第2回
受け継がれる住文化‐和の住まい・和の住生活 終了しました。
※当シンポジウムは継続職能研修(建築士会CPD)認定プログラム(3単位)です。
和の住生活の基本となる和室や床座に集中し、この継承の問題を掘り下げてみたい。すなわち、伝統性の継承の問題の所在を端的に示す一例が、和室離れや床座生活離れの現象ではあるまいか。畳敷きで床の間を備えた和室や襖・障子の建具、あるいは庭と連続する開放性といった空間特性、また、こうした床座を基本とした生活タイルの中で生まれた伝統的生活技法といったものが、今後のわれわれの生活の中でどう継承されていくのか。畳ひとつを取り上げても、畳敷の減少から畳の需要は減り、イグサ生産の産業は縮小化され、人工的な化学畳へと移行せざるを得ない状況をどう受け入れていくべきかといった様々な問題へと波及していく。このことは、伝統の継承の意味を考えさせる。伝統的形式を守ることと同時に伝統を死んだものとせず、生きたものとして現代に則したものに発展させることも継承のひとつの形であるように思うからである。和の住文化の継承の問題は、深く複雑であるが、拡散することなく議論できればと考えている。
主催:一般財団法人 住総研
日時 | 2015年10月9日(金) 見学会11:00〜12:00/講演会13:30〜17:10 |
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会場 | 和敬塾本館(東京都文京区目白台1-21-2) 東京メトロ有楽町線護国寺駅(6出口)徒歩10分、都電荒川線早稲田停留場徒歩8分 JR山手線目白駅より都営バス新宿駅西口行(白61)乗車(7分)「目白台3丁目」停留所下車、 東京メトロ有楽町線江戸川橋駅より都営バス練馬車庫行乗車(5分)「目白台3丁目」停留所下車 |
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参加費 | ●見学会 1,000円(当日会場でお支払い) ●講演会 一般1,000円 学生500円(当日会場でお支払い) ※参加費はすべて東日本大震災復興義捐金として被災地にお送り致します。 |
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定員 | 見学会20名/講演会70名(共に先着順) |
シンポジウム
見学会講師・趣旨説明 | 内田青蔵(神奈川大学工学部 教授) |
コーディネーター | 松本暢子(大妻女子大学社会情報学部 教授) |
講演 | 竹原義二(無有建築工房 主宰)『和の住文化の継承とその実践』 |
木村忠紀(株式会社木村工務店 代表)『棟梁から見た伝統建築の魅力と継承』 | |
梅本(切原)舞子(千葉大学大学院 特別研究員)『床上文化と和の継承』 | |
碓田智子(大阪教育大学教育学部 教授) 『伝統建築文化と住教育』 |
※講演者等は変更になる場合がございます。
申し込み (申込締切 10月5日(月))
フォームまたはFAX(03-3484-5794)でお申し込みください。
※締切後のお申込の場合、受付名簿に反映されない場合がございます。
問合せ
一般財団法人 住総研
e-mail sympo★jusoken.or.jp (★は@に変えて下さい。)
〒156-0055 東京都世田谷区船橋4-29-8
TEL:03-3484-5381 / FAX:03-3484-5794
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平成27年度住総研では、“受け継がれる住まい”を重点テーマとし、様々な活動を行います。研究助成の他、年3回(予定)のシンポジウムに加え、当財団図書室でも関連資料を揃えております。