第53回
(話題)  東京市営住宅事業について
(要旨)
東京市技師福田重義の手になる最初の市営住宅案、更に大正12年完成の真砂町・古石場の不燃アパートなど、豊富なデータと現存する建物の写真とを対比させながら解説し、更に震災後は同潤会の活動に席を譲り、市営住宅政策中止に至るまでの経緯が述べられた。
現在の重要な課題である公営住宅供給のあり方に示唆を与える活発なものであった。