第100回
(話題)  江戸東京学への招待−生活の舞台としての都市空間−
(要旨)
かねてから計画中の第100回を記念するシンポジウムは、11月18日(土)午後1時から、江戸東京博物館・大ホールにおいて入場無料で開催された。
パネリストには小木新造(東京都歴史文化財団・江戸東京博物館館長補佐)・陣内秀信(法政大学工学部建築学科<建築史>教授)・高階秀爾(国立西洋美術館館長)・田中優子(法政大学教養部<近世文学>教授)の諸氏を迎え、内田雄造氏(東洋大学工学部建築学科<都市計画>教授)の司会により4時間にわたって進められ、参加者は263名であった。シンポジウム前段の講演はスライドを多用して充実した内容を分かりやすく論じ、後半の討論会は多角的に都市・住まい・生き方などに踏み込んだ知的刺激に満ちたもので、ときどき笑いも湧くなど楽しくかつ実りの多いものであった。また、閉会後記念懇親パーティも開催された。なおシンポジウムの様子は東京メトロポリタンテレビで放映された。あらましは、後日機会をみて報告する。
もう1つ懸案であった当フォーラムの成果の発刊は、日本放送出版協会からNHKブックス「江戸東京学への招待(1)・文化誌篇」として、シンポジウム当日に合わせて発行され、引き続き「(2)都市誌篇」が12月20日、「(3)・生活誌篇」が1月20日に発行される。